パロマ

パロマの給湯器というと、数年前にあった事故のことを思い出す人もいるかもしれません。1980年から1989年にかけて製造された屋内設置型の瞬間湯沸かし器による事故で、現在は該当製品は回収されています。性能も改善されていますので最近の新しい機器を使うことでの事故は発生していません。2006年に経済産業省から回収命令が出されテレビではリコール告知CMが放送されていました。

 

この事件以前は企業理念やキャッチフレーズは設定されていなかったのですが、事件後「お客様品質へ、全力で。」というキャッチコピーを全面に掲げています。また、2011年には創業100周年を迎え、製造子会社のパロマ工業と合併しました。

お客様品質の向上とリスク情報の共有化によるコンプライアンスの強化などを掲げ、トップメーカーとして再び復活しています。

 

パロマの給湯器の特徴としては利用者に配慮した機能という点です。

お湯はりや保温、お湯足しといった基本機能を自動でやってくれるのはもちろんのこと、湯船の栓を抜くと自動で追い焚き用の配管を洗浄してくれます。

また、半身浴や洗顔に適した低温出湯にも対応してくれているのでこまやかな配慮がされているという印象を持ちます。

 

さらに「Q機能」にも注目をしたいところです。この「Q機能」というのはお湯を出した時の冷水サンドイッチ現象を軽減した機能です。お湯が熱すぎたりぬるすぎたりといったことがなく、蛇口を捻った時に適温のお湯が出てくるようになっています。